とにかくサラリーマンになってみよう!私の転職活動


 今から十数年前、私は都内の私立大学に通う学生でした。当然のことながら、就職のことがいやでも頭をよぎります。2年生の時に司法試験の予備校へ通学するため、満員電車に乗って都心へ出かける生活をしました。その時にネクタイ締めて毎日電車に乗る生活を30年以上も続けたくはないと思ったものです。そうです、私は典型的なモラトリアム人間でした。

 

 4年生の春。民間企業への就職活動を回避するために、公務員試験の受験勉強をしていましたが、結局すべて不合格。でも、所属がないまま卒業するわけにはいきません。その頃ふと読んだ本の中に、会社員を3年程度経験すれば、その後の人生は大きく違ってくるとのくだりを見つけ、とにかくサラリーマンに一度はなってみようと思いました。

 

 そこでまず、自分が少しでも興味を持てそうな仕事を探しました。世間ではパソコンやインターネットが普及し、もともと子供のころからプログラミングには関心があったので、ITエンジニアの職種で、どこかの中小企業に潜り込もう、そう決意しました。今後将来性が見込めそうな分野であったことも、志望理由の一つです。

 

 秋口になり、大企業の就職活動が一段落しても、中小企業の採用枠は、探せばいろいろあるものです。複数の企業が出展する合同就職説明会に顔を出し、求人票を適当にめくって、とあるブースへ足を運びました。そこでは社長さんと専務さんが、パソコンで手作りしたと思われる会社案内を片手に、熱心に説明して下さいました。そこでこの会社の就職試験を受験することにして、面接では大胆な夢を語りました。

 

 

[参考サイト]
40代 転職
40代の方々の転職を応援する、転職情報サイトです。年齢の壁を乗り越えるためにどうすべきか?といった心得などもばっちり紹介。

 

 

 私にとって、ご縁のある会社だったのでしょう。あっけなく採用通知が送付され、私はこの会社で働くことを決意しました。両親と親戚は非常に心配しましたが、何も考えずサラリーマンになってしまって、キャリアを切り開くのも人生だと思います。結局この会社には丸3年お世話になり、社会人としての基礎をいろいろと教えていただきました。今でも本当に感謝しています。